動画編集中にCPU使用率が高くなり、PC自体が終了してしまうとのことで伺いました。

検査を行ったところ、現状深刻な機器故障は発生していないものの、内蔵HDDの使用時間が15000時間に迫るなど著しい経年化が確認できております。しかしながら、インターネットや簡単な写真描画作業など一般的な使用ではCPUの使用率やGPUの動作、メモリの挙動に不審な点は見当たりませんでした。

今回のトラブルは動画編集ソフトウェアとシステム、ハードウェアの親和性に問題が発生し始めた結果、高負荷のレンダリングに耐えられなくなった可能性があると考えます。
特にハードウェアについては長時間演算などPCにとって過酷な作業を休まず長期間にわたりご利用になっていた形跡があり、これらの使い方が内蔵機器の劣化を早めた要因となった可能性があります。

総合的に勘案した場合、現在のご利用用途を今後も当該PCでご希望の場合は今回同様の症状は今後も断続的に発生すると考えて差し支えはありません。お買い替えは別途検討されるとのことですので、制作・編集環境に合わせたシステムをアドバイスさせていただきました。

なお、今回はシステム内部にdriverupdate、slimware utilitiesなどの不正ソフトが常駐していることを確認しましたので、システム内部のクリーン化と合わせて削除作業を行いました。