iPhoneから急に音が出なくなった原因
一口に「音が出ない」とは言っても、原因は複数考えられます。
対処方法を併せてご紹介しますので以下に心当たりがある項目がないかチェックしてみましょう。
- マナーモードになっている
- 音量がオフもしくは小さい
- Bluetoothのイヤホンやスピーカーに接続されている
- おやすみモードになっている
- スピーカーの目詰まりや故障
- 特定のアプリが悪さをしている
マナーモードになっている
iPhoneには画面の左側上部にマナーモード(サイレントモード)のスイッチが存在しています。
このマナーモードスイッチのつまみが背面寄りになってオレンジ色が見える状態になっていれば、マナーモードがオンになっている証拠です。
マナーモードとはアプリの通知音や電話の着信音などの音を消してくれる機能で、周りへの音の配慮が必要な時などにとても役立ちます。
マナーモードがオンになっていると以下の音が聞こえなくなります。
- 電話の着信音
- アプリなどの通知音
- カレンダーやリマインダーの通知音
- メッセージやメールの通知音
- キーボードの入力中の音
- スクリーンショットの音
- ゲームのBGMや効果音、入力音
- AirDropの受信音
もしマナーモードがオンになっていて上記の音が聞こえない場合は、マナーモードスイッチのつまみを画面寄りに切り替えオレンジ色が見えない状態にして、マナーモードを解除しましょう。
しかしマナーモードがオンになっていてもこちらの音は通常通り聞こえるはずです。
- アラーム音
- カメラのシャッター音
- 動画の音や音楽
上の3つの音が聞こえないようであればマナーモードとは別の場所に原因があるでしょう。
音量がオフもしくは小さい
そもそも音量がオフ、または小さくなっていないかを確認してみましょう。
音量の操作は画面左側のマナーモードスイッチの下にある2つのボタンで行うことができます。
着信・通知音は「設定」アプリから「サウンド」を選択し、「着信音と通知音」という項目の音量つまみでも操作可能です。
Bluetoothのイヤホンやスピーカーに接続されている
iPhoneのスピーカーから音を流したいのにスピーカーから音が出ないという場合は、Bluetoothでイヤホンや別のスピーカーに接続されていないかを確認してみてください。
もしかするとBluetooth機器とペアリングしたままになっているために音が出ないのかもしれません。
Bluetoothの接続を解除するには、コントロールパネルを表示し、「Bluetooth」をオフにします。
これでBluetoothイヤホンやスピーカーなどとのペアリングが切れて、iPhoneの内蔵スピーカーから音が出るようになるはずです。
コントロールパネルからでなくとも、「設定」アプリ→「Bluetooth」の項目をタップしてオフにするという方法もあります。
おやすみモードになっている
おやすみモードとは、夜間などの指定した時間帯に着信音や通知音を鳴らさなくなる設定のことです。
夜寝るときなど、アプリの通知音が気になって眠れないという方にはおすすめの機能になります。
機内モードの場合はデータ通信を完全に停止しますが、おやすみモードの場合は通知センターにはきちんと通知が表示されており、また着信も「すべての人からの着信を許可」「誰も許可しない」「特定の連絡先のみ許可」という風に選択することができます。
このおやすみモードもBluetoothなどと同じく「設定」アプリからオン/オフを切り替えられます。
「設定」アプリ→「集中モード」→「おやすみモード」の順に選択してください。
表示された画面でおやすみモードがオンになっていると音が出ない仕様になっています。
おやすみモードを解除したいときは、この画面でスイッチをオフに切り替えましょう。
スピーカーの目詰まりや故障
一見なんともないように見えてスピーカーにはホコリなどが詰まっていることがあります。
そんな時は柔らかく小さなブラシやエアダスターなどでホコリを取り除くようにしましょう。
無水アルコールや細い綿棒を使って汚れを拭き取るという方法もありますが、この方法はあまりお勧めできません。
ホコリによる目詰まりは自然発生的に起こる現状のため、余計な作業をしてしまうと別の故障を引き起こす原因にもなります。
軽くホコリを取り除く程度にしておき、それでも問題が解消しないならメーカーや修理業者に相談をしてみましょう。
また、そのほか水没などが原因となりスピーカーが故障している可能性もあります。
「水没」と表現すると、プールや水場にiPhoneを落としてしまうことを想像してしまいそうですが、iPhoneが雨に濡れたり、汗だくの手でiPhoneを持ったりすると隙間から内部に水分が入り込み故障の原因となります。
iPhone7以降は耐水性能が搭載されていますが、落下による強い衝撃などが加わると本体が歪んでしまうことがあり、耐水性能が十分に発揮されない可能性があります。
そのほかの対処方法
iPhoneの再起動やiOSの更新を試す
音が出ない場合に限らず、iPhoneの不具合が見られるときはとりあえず再起動してみるというのも一つの手です。
iPhone8以前の機種の場合はスリープボタンを長押し、iPhoneX以降の機種の場合はスリープボタンと音量ボタンの2か所を同時に長押しするとパワーボタンが画面に表示されます。
パワーボタンが表示されたらボタンを左から右へスワイプして電源を落としましょう。
電源が落ちてから20~30秒待機し、スリープボタンを再度押してiPhoneを再起動したら音が出るかどうか確認してみてください。
リカバリーモードを使用して故障前の状態に復元
こちらは何を試しても解決しなかった場合の最後の手段になります。
この作業にはiTunesが必要になります。
iPhoneをパソコンに接続し、リカバリーモードの画面を表示します。
手順は機種によって若干異なりますので以下を参考にお手持ちのiPhone機種にあった手順で進めましょう。
- 音量を上げるボタンを短く押す
- 音量を下げるボタンを短く押す
- 電源ボタンを長押しし、リカバリーモードの画面になるのを待つ
- 電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押しし、リカバリーモードの画面になるのを待つ
- ホームボタンと電源ボタンを同時に長押しし、リカバリーモードの画面になるのを待つ
リカバリーモードの画面が表示されたら、iTunesの画面では「アップデートまたは復元を必要としている iPhone“iPhone”に問題があります。」と表示されているはずです。
このメッセージダイアログが出たら「アップデート」を選択しましょう。
それでも解決しなければ「復元」を選択してください。
ただし復元をするとiPhoneが初期化され工場出荷時の状態に戻ってしまいます。
iPhone内に保存されているデータはすべて消えてしまうので、データが消えて困る場合はバックアップを取っておくことをおすすめします。
もし復元をしても問題が解消されなければ、iPhoneが故障していると可能性が高いです。
メーカーか修理業者へ修理を依頼することを検討しましょう。
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