今回はパソコン起動時の「サインイン」に絞っておすすめ設定や便利な機能、トラブル時の解決方法などをご紹介いたします。
サインイン時のユーザー名やパスワードを自由に変更する
Windowsにサインインするためのアカウント(ユーザー名とパスワード)には、マイクロソフトのネットサービスでも使える「Microsoftアカウント」と、そのバソコン内でのみ有効な「ローカルアカウント」があります。
それぞれのアカウントの特徴は以下の通りです。
使用用途などご自身に合わせたアカウントを使用するとよいでしょう。
- インターネット上にユーザー情報が保存
- データファイルを別のパソコンと同期
- パソコンを乗り換えるときに環境を移行できる/li>
- Microsoftのオンサインサービス(Outlook、OneDriveなど)の使用が可能/li>
- パソコン内にユーザー情報を保存
- オフラインでアカウントを管理するため、セキュリティ面で安心
パスワードの変更
どちらの場合も、パスワードの変更は、「設定」アプリの「アカウント」→「サインインオブション」から行えます。
現在使っているパスワードと、新しく作りたいパスワードの両方を入力することで変更が可能です。
Microsoftアカウントの場合は、本人確認のため、携帯電話などに通知の受信を先に求められ、また同社のサービスを次回に利用する際、パスワードの再入力が求められる場合もあります。
ユーザー名の変更
ユーザー名の変更は、アカウントの種類で設定画面が異なります。
Microsoftアカウントの場合は、マイクロソフトのウェブサイトで設定を変更しましょう。
「設定」アプリの「アカウント」→「ユーザーの情報」で「Microsoftアカウントの管理」を選ぶと、ウェブブラウザーで目的のページが開きます。
ページにサインインした後に開く画面で、画面上部の「あなたの情報」をクリックすると画面が切り替わります。
その後、「名前を編集する」を選ぶとユーザー名の変更ができます。
一方、ローカルアカウントのユーザー名は、「コントロールパネル」で「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント」→「アカウント名の変更」で簡単に変更することが可能です。
サインイン時のパスワード入力をさらに簡単にする
「PIN」は、パスワードの代わりに使える暗証番号です。
設定したパソコンでのみ有効な、第2のパスワードとしての働きをします。
さらに、パソコンに機能が搭載されていれば、カメラに顔を向けたり(顔認証)、センサーに指を当てて指紋を読み取らせたり(指紋認証)してサインインする「Windows Hello」という機能も使用可能です。
これらはいずれもPINと組み合わせて使うことになります。
これらはパソコンの初期設定時に登録しますが、「設定」アプリ→「アカウント」→「サインインオプション」の画面にある「デバイスへのサインイン方法の管理」の項目でも新規登録や変更が行えます。
サインイン時のパスワードを忘れた場合の解決方法
PIN(暗証番号)を忘れてしまったら、パソコン起動時のサインイン画面で「PINを忘れた場合」をクリックしましょう。
表示される画面でパスワードを入力すると、リセットの作業(無効化と再設定)ができます。
パスワードを忘れた場合は、パソコン起動時のサインイン画面にある「パスワードを忘れた場合」をクリックしてください。
Microsoftアカウントの場合は、Microsoftのサーバーと通信し、新しいパスワードの設定手続きが始まります。
一方、ローカルアカウントの場合は、3つの「セキュリティの答え」の入力画面が出てきます。
これは事前に自身で設定した答えを入力しましょう。
全ての答えがあっていればパスワードを再設定できます。
あらかじめ「パスワードリセットディスク」を作成してある場合はそれを使うこともできます。
また、同じパソコンに別の「管理者ユーザー」が登録されていれば、その人にコントロールパネルから変更してもらう方法もあります。
なお、すでにサインイン済みの状態であれば、PINや3つの答えは「設定」アプリの「アカウント」→「サインィンオプション」の画面で変更できます。
前述した対応がすべて難しい場合、そのアカウントは使えなくなり、Windowsの初期化が必要となります。
もし外付けのハードドライブにデータをバックアップしていない場合は初期化によりデータが消えてしまう場合もあります。
ファストPCリペアではパスワードが開けなくなったパソコンからデータを救出するサポートを行っていますので、お困りの方はお電話にてお気軽にご相談ください。
「ローカルアカウント」を「Microsoftアカウント」に変えたい
「設定」アプリを開き、「アカウント」の「ユーザーの情報」を表示すると、ローカルアカウントのユーザーは「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」という項目が出ます。
そこをクリックすると、Microsoftのサインイン画面が開きます。
すでにMicrosoftアカウントを持っている場合、メールアドレスとパスワードを順に入力することで変更手続きを進めることができます。
また、その際作業の途中で本人確認のために携帯電話や電子メールを使用することもあります。
Microsoftアカウントを持っていない場合は、Microsoftサインイン画面の入力欄下にある「作成」から新規にアカウント登録をすることで、そのままローカルアカウントから変更できます。
Microsoftアカウントはメールアドレスとパスワードの組み合わせでサインインしますが、作成画面では自分がすでにもっている他社のメールアドレスを使うか、新しいメールアドレスを取得して使うかを選べます。
新しいメールアドレスを取得」を選ぶと、マイクロソフトのメールサービス「Outlook.com」の新しいアドレス(〇〇@outlook.jp)をその場で取得できます。
もっとパソコンの使い方が知りたい・教えてほしいという方はご相談ください
ここまでパソコンの「サインイン」について最適な設定、機能などをご紹介いたしました。
ファストPCリペアではパソコンを初めて使用する方やもっとパソコンを使いこなしたいという方に向けてパソコン入門応用レッスンを行っております。
「もっとパソコンを使えるようになりたい」「パソコンの使い方についてレクチャーしてほしい」という方はぜひファストPCリペアにご相談ください。
パソコン修理・サポートのプロがお客様のペースに合わせて、難しい用語を使用せずにレッスンを行います。
全国対応を行っておりますので、ご自宅へ駆けつけてお客様のいつもの環境やパソコンを使用してレッスンを行うことも可能です。
お問い合わせは年中無休で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
パソコンのレッスンに関する事例
ファストPCリペアでは「パソコン整備士」の資格を取得したプロが、使い方に関するレッスンを行なっています。
今回は一部にはなりますが、レッスンをご希望された方の事例のご紹介します。
レッスン事例1
パソコン操作のレッスンをご希望のお客さまからのご相談です。
お話によると、昨日パソコンを購入されて業者さんにセットアップをしてもらったが、印刷の設定など細かいことでわからないところがあるとのことです。
以前使われていたパソコンはWindows 7だったのに対し、新しく購入されたパソコンはWindows 10であるため、見た目が大きく変化してしまったことにより使い方が分からなくなってしまった様子。
フォルダの作成方法、印刷方法、Word、Excelの操作方法をレッスンさせていただきました。
事例の詳細はこちらの記事をご確認ください。
事例:京都府宇治市 デスクトップパソコンのレッスン希望/NEC Windows 10
レッスン事例2
Webサービスの利用登録など、パソコンの操作に関するレッスンをご希望のお客さまからのご依頼。
レッスン前にパソコンを確認したところ、ポップアップ請求ソフトに感染していたためまずは駆除を実施し、駆除後、再起動を行いポップアップ画面が表示されないことを確認しました。
レッスンではWebサービスのID確認とパスワードの再設定方法のご説明をさせていただき、また料金明細の確認方法もご案内。
一通りのご説明をさせていただいて作業完了とさせていただきました。
事例の詳細についてはこちらの記事をご確認ください。
事例:千葉県松戸市 デスクトップパソコンの操作方法についてレッスンを希望/NEC Windows 10
これ以外にもレッスンをご希望される方からのご相談はございます。
もしもパソコン周りでお困りのことがありましたが、いつでもお気軽にご相談ください。