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動作・起動系トラブル

マウスコンピューターのファンがうるさいときの原因と対処法

更新日:2022年4月28日
本記事では、マウスコンピューターのファンがうるさいときの原因とその対処法をご紹介いたします。ファンがうるさいということは、パソコン内部に熱がこもっている可能性が高いです。そのまま使用しているとパソコン本体の故障にもつながるため、速やかに対処する必要があります。場合によっては原因の特定が難しかったり、自身での対応が難しいと感じる場合もあります。その際は、メーカーやパソコン修理業者への依頼も検討しましょう。
この記事の監修者
監修者:西村 敏正
西村 敏正日本PCサービス株式会社カスタマーサービス部 部長 兼 NPO法人ⅠT整備士協会 理事
2005年4月、日本PCサービス株式会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
目次 [非表示]
修理に出すべきパソコンの状態とは?
  • 対処法を試しても解決しない!
  • ウイルスに感染しているかも!
  • 本体やパーツが故障している!
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些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

マウスコンピューターのファンがうるさい原因

マウスコンピューターのファンがうるさい、もしくは常に高速回転している場合、ファンやCPUが故障している、もしくはパソコンに負荷がかかり内部に熱がこもっている可能性が考えられます。
ファンが壊れている状態のまま使用し続けると、熱暴走を起こしてパソコン自体が故障してしまう可能性もあります。
ファンがうるさいと感じた場合は、放置せずにきちんと対処しましょう。

以下で、ファンがうるさい原因を紹介します。当てはまる原因がないかチェックしましょう。

ちなみに、パソコンの電源を入れた直後にファンが大きな音で回転するのは正常な動作です。

パソコンに負荷がかかっている

パソコンに負荷がかかることでファンの回転率が上がり、音が大きくなる可能性があります。
動画編集や高解像度のゲームなどCPUへの負荷が大きい作業や、長時間の使用が原因かもしれません。
また、複数のアプリやソフトを同時に起動している場合もCPUへの負荷が大きくなります。

パソコン内部の熱がうまく放出できていない

パソコン内部に熱がこもることでファンの回転数が上がり、音が大きくなる原因となります。
ファンや通気口にホコリが溜まっていると、パソコン内部の熱がうまく放出できません。
ファンの音がうるさくなる以外にも、パソコン全体へ負担をかけてしまうことになりますので、定期的な清掃をおすすめします。

また、壁とパソコンの距離が近い場合も、通気口付近の空気の流れが悪くなり熱がうまく外に放出されない可能性があります。
パソコンを置く際はある程度ゆとりをもって設置しましょう。

パーツが故障している

ファン

経年劣化などによりファン自体が故障していると、動作音がうるさくなる可能性があります。
また、パソコン内部の温度を管理するセンサーが故障した場合も、冷却状況を正しく判断できずにファンが高速回転してうるさくなる可能性があります。

CPUやハードディスク(HDD)の故障が原因でパソコン内部の温度が高くなることもあるでしょう。
内部のパーツが故障している場合は交換対応が必要になる可能性が高いです。
修理依頼か、使用年数によっては買い替えも検討しましょう。

マウスコンピューターのファンがうるさいときの対処法

マウスコンピューターのファンがうるさいときの対処法をご紹介します。
自身での作業に不安を感じる方は無理をせず、パソコン修理業者への依頼も検討しましょう。

使用していないアプリは終了する

複数のアプリやソフトを同時に起動するとパソコンに負荷がかかります。
少しでも負荷を軽減するためには、一度に起動するアプリを最小限に抑えましょう。

Windowsのタスクマネージャーで、アプリごとのCPU使用率を確認することができます。

CPU使用率の確認方法
  1. スタートメニューを表示
  2. アプリ一覧より「Windowsシステムツール」を開く
  3. 「タスクマネージャー」を選択
  4. 「プロセス」タブの上部にある「CPU」列をクリック

上記手順で、CPU使用率順にアプリが表示されます。
使用していないのに高負荷のアプリがあれば終了させましょう。

パソコン内部や通気口を清掃する

エアダスター

パソコン内部や通気口にホコリが溜まっていると、ファンの音がうるさくなる以外にも、パソコン全体へ負担をかけてしまうことになりますので、定期的な清掃をおすすめします。

パソコンの清掃をする際は電源を切り、コンセントも抜いてから行うようにしてください。
エアダスターでホコリを外に飛ばしたり、乾いた布巾などで清掃します。

ノートパソコンや画面一体型パソコンなど、分解が必要な場合は作業が複雑になるため初心者にはおすすめできません。
また、メーカーの保証期間内の場合は、分解してしまうと保証が無効になってしまう可能性があるため注意が必要です。

パソコン専門業者ではパソコン内部の清掃も行ってくれるところがありますので、自身での作業に不安がある方はプロへお任せするのも一つの手です。

ファンの回転数を調整する

マウスコンピューターのノートパソコンの場合は、コントロールセンターでファンの自動回転数の設定を「静音」に設定することで改善する場合があります。
※コントロールセンターがインストールされていないノートパソコンもあります。

ファンの自動回転数の調整方法
  1. タスクバーより「コントロールセンター」を開く
  2. 画面左側の「Power Modes」をクリック
  3. 「希望の動作モードの選択」画面が開く
  4. 「静音」を選択

以上の手順で、ファンの自動回転が調整されます。
※機種によってコントロールセンターのレイアウトが異なりますので、上記手順が当てはまらない場合は、公式サイトをご確認ください。

電源オプションの設定を見直す

ファンの音がうるさいときにおすすめの設定を2つ紹介します。

1つ目は、省電力プラン(ECOモード)への変更です。
電源プランの初期設定は「バランス(推奨)」に設定されているかと思います。
省電力プラン(ECOモード)へ変更することで、ファンスピードが制御されファンの音が軽減される可能性があります。

省電力プラン(ECOモード)への変更
  1. スタートメニューを表示
  2. アプリ一覧より「Windowsシステムツール」を開き、「コントロールパネル」を選択
  3. 「ハードウェアとサウンド」を選択し、「電源オプション」を開く
  4. 追加プランの表示より「ECO」にチェックをいれ、「プラン設定の変更」をクリック
  5. 「プラン設定の編集」でお好みの分数を選択し、「変更の保存」をクリック

以上で省電力プラン(ECOモード)への変更は完了です。

2つ目は、システムの冷却ポリシーの設定です。
システムの冷却ポリシーでは、「アクティブ」か「パッシブ」を選択します。

アクティブは、CPUの温度が上がるとCPUの処理速度を下げる前にファンの回転速度をあげます。
パフォーマンスを優先した設定で、ファンの音は大きくなります。

パッシブは、CPUの温度が上がるとCPUの処理速度を下げた後にファンの回転速度をあげます。
パフォーマンスよりも静かさを優先した設定です。

ファンの音が気になる場合は「パッシブ」に設定しましょう。

システムの冷却ポリシーの設定
  1. スタートメニューを表示
  2. アプリ一覧より「Windowsシステムツール」を開き、「コントロールパネル」を選択
  3. 「ハードウェアとサウンド」を選択し、「電源オプション」を開く
  4. プラン項目の右側にある「プラン設定の変更」をクリック
  5. 画面下部の「詳細な電源設定の変更」を開く
  6. スクロールして「プロセッサの電源管理」をクリックして下層を開く
  7. 「システムの冷却ポリシー」をクリックしてさらに下層を開く
  8. プルダウンメニューより「パッシブ/アクティブ」を選択し、「OK」をクリック

以上でシステムの冷却ポリシーの設定は完了です。

マウスコンピューターのファンがうるさいときの間違った対処法

間違った対処法を行うことで症状が悪化したり、別のパーツの故障に繋がる可能性があります。
パソコンは精密機器ですので、慎重に取り扱いましょう。
以下で、やってはいけない対処法を説明します。

電源をいれたまま清掃する

パソコン内部清掃

パソコンの清掃を行う際は、必ず電源を切ってコンセントやケーブルをすべて抜いた状態にしてください。
電源を入れたまま作業を行うと、ショートしてパソコンが一瞬で壊れてしまう可能性があります。
また感電の恐れもあるため、電源を入れたままの清掃作業はパソコンにとっても自身にとっても危険です。

清掃作業に取り掛かる際は、静電気にも十分注意が必要です。
静電気防止手袋や、除電ハケなどの準備を怠らないようにしましょう。

洗剤などの使用も基本的にNGです。パソコンクリーニング専用のもの以外は使用しないようにしてください。

ファストPCリペアではパソコン内部クリーニングも受け付けていますので、自身での作業が不安な方はぜひご依頼ください。

氷や保冷剤で冷やす

熱を持ったパソコンを冷やすには、専用のグッズを使用するか、冷房や扇風機などの空気調整で対応しましょう。
氷や保冷剤でも温度を下げることは可能かもしれませんが、水気が内部に入ると故障の原因になります。
また水気が中に入らないよう気を付けても、結露が起きる可能性があるため、保冷剤や氷の使用は控えてください。

ファンの音がうるさいまま使い続ける

ファンの音がうるさい、ファンが高速回転している、といった症状を対処せずに使用を続けるのは避けてください。
パソコン内部に熱がこもったまま使い続けるとパーツが焦げたり、最悪の場合は発火する可能性もあります。

CPUやハードディスクが故障していた場合は、パソコン自体が使用できない状態になってしまうかもしれません。
そうなると修理では対応できなくなりますので、早めの対処をおすすめします。

ファンをうるさくしないために普段からできる予防法

パソコンの耐用年数は5年ほどと言われていますが、使用方法によって大きく左右されます。
少しでもパソコンを長持ちさせるために、普段の使用方法を見直してみましょう。

パソコンの使用場所を検討する

ファンの高速回転を防ぐためには、パソコン内部の温度を適切に保つことが重要です。
通気口を防がない場所、ホコリがたまりにくい場所への設置をおすすめします。

デスクトップパソコンは本体が大きいものが多く、床に置いているという方も多いかと思いますが、床はホコリがたまりやすいです。
できれば机の上か、難しい場合はパソコン用の台を使用するなどして、床から離れた位置に設置しましょう。

夏はとくにパソコンへの負荷がかかりやすくなります。
直射日光が当たる場所やエアコンのない部屋での使用は避けましょう。

定期的に清掃する

定期的に清掃することで、ホコリがたまるのを防ぎましょう。

カバーを外したり、分解して内部の清掃をするのは大変ですし、初心者には難しいかもしれません。
しかし、外部から通気口などのホコリが入りそうな箇所をこまめに清掃することで、ホコリがたまりにくくなります。

ホコリがたまってから清掃をするのではなく、普段からこまめに清掃するクセをつけておくと、初心者でも簡単な清掃のみでパソコンを長持ちさせることができるでしょう。

パソコン専用の冷却グッズを使用する

専用のグッズを使用することで、パソコンの熱を冷やすことができます。
ノートパソコンの場合、底に貼るだけの冷却パッドや、ファンがついた冷却台などの専用グッズがあります。
自身の使用用途に合わせて購入してみてもいいかもしれません。

デスクトップパソコンの場合は、ファンを増設することも可能です。
その際は、設置場所やファンの向きによってはうまく効果が出ない場合もあるため注意が必要です。

解決しない場合は専門業者に相談しよう

マウスコンピューターのファンがうるさい場合、使用しているアプリを最小限にとどめたり、設定の変更で簡単に解決できる可能性もあります。
まずは簡単な対処法から試してみましょう。

しかし本記事でもお伝えした通り、パーツが故障していたり、誤った作業を行ってしまった場合は自身での対応が難しくなります。
そんなときはファストPCリペアにご相談ください。
ファストPCリペアでは、店舗への持ち込みはもちろん、自宅やオフィスへの駆けつけ修理や、宅配修理も受け付けており、最短即日での対応が可能です。
トラブルへの修理対応はもちろん、パソコン内部の清掃や設定のサポートまで、パソコンに関するお困りごとに幅広く対応しています。

パソコンに不慣れな方にも分かりやすい簡単な言葉でサポートいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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