ハードディスクから直接データを移行する方法
パソコンの電源が入らなかったり、画面が真っ暗だったりしても、データが記録されているハードディスクさえ無事ならデータを取り出すことができます。
1.故障したパソコンのハードディスクを取り出す
まずは故障したパソコンのハードディスクを取り出します。
格納されている場所や取り出し方はパソコンの種類によりますので、説明書等で確認してください。
ドライバー(ノートPCの場合は精密ドライバー)でハードディスクが格納されているパネルを開き、固定金具からハードディスクを取り外します。
2.専用アダプタでハードディスクとパソコンを接続
次に、取り出したハードディスク内のデータを別の正常に稼働するパソコンに移行するため、専用のUSB接続変換アダプタを接続します。
USB接続変換アダプタは家電量販店のほか、Amazonや楽天等でも購入できます。
説明書に従って、USB接続変換アダプタをハードディスクとパソコンに接続します。
3.ハードディスク内のデータを移行する
USB接続変換アダプタに接続したハードディスクは、いわゆる外付けハードディスクと同じ状態となります。
移行先のパソコンで「ローカルディスク(E)」などと表示されます。
ほぼすべてのデータは「ユーザー」フォルダに保存されているので、データを丸ごとパソコンにコピーします。
修理業者に依頼する場合の費用相場
修理業者に依頼する場合、ハードディスクの故障具合によって価格が大きく異なります。
状態 | 価格相場 | |
---|---|---|
軽度 | ハードディスク自体は正常動作している | 2万円~ |
中度 | パソコンを初期化リカバリーしている | 5万円~ |
重度 | 物理的に破損している | 20万円~ |
故障が軽度に該当する場合は、上記で説明した方法でご自分でも対応可能ですが、誤った操作によりデータの復元が不可能になるリスクもあります。
低コストで自分で復元するか、コストはかかるが確実に復元するために業者に依頼するか、状況を踏まえてしっかりと検討されることをおすすめします。