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インターネット系トラブル

DELLのパソコンのWi-Fiの繋げ方について。注意点や接続できない時の対処法も解説

更新日:2023年12月27日
自宅のパソコンを使用する際、インターネットへの接続が必要です。そのインターネットの接続方法の1つにWi-Fiというものがあります。Wi-Fiとは、無線でインターネットが利用できる仕組みのことです。パソコンに不慣れな人にとっては難しいことのように思われますが、事前の準備と正しい手順、注意点について知っておけば、自分で設定することは可能です。今回は、Wi-Fiとは一体何か、パソコンにWi-Fiを繋げる方法、Wi-Fi利用時の注意点と、Wi-Fiに繋がらない時の原因と対処方法について解説します。
この記事の監修者
監修者:西村 敏正
西村 敏正日本PCサービス株式会社カスタマーサービス部 部長 兼 NPO法人ⅠT整備士協会 理事
2005年4月、日本PCサービス株式会社に入社。関西圏を中心に年間1,000件以上のパソコン修理などデジタルトラブル対応を6年間実施。
その後、会員サポート事業の責任者として全国からの様々なIoT機器サポート対応を行うコンタクトセンター事業の立ち上げと運営に従事し、デジタル機器サポートのスキーム構築にも9年間携わる。
また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として、中小企業のDX化を促進するため法人向けの新たな資格制度を構築。
保有資格:パソコン整備士検定/社内IT整備士検定/デジタル庁 デジタル推進委員
目次 [非表示]
修理に出すべきパソコンの状態とは?
  • wifiの使い方がわからない
  • インターネットに接続できない
  • 初期設定のやり方がわからない
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些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは、パソコンやスマホのネットワーク接続に対応した端末を、無線LANで接続する技術のことです。Wi-Fiを利用すれば、家の中にあるネットワーク対応端末に無線接続でき、今までケーブルが届かなかった場所でもインターネットが利用できるようになります。
そして、Wi-Fiルーターが1つあれば、家族で同時接続も可能です。

また、Wi-Fiを利用すれば、パソコンに保存した音楽を別の部屋で聴くことや、Wi-Fiに対応した家電と連携して遠隔からスイッチのオンオフができるようになります。

Wi-Fiを使用するためにはまず、外から有線を屋内に引き入れる工事をした後に、モデムやLANケーブルを介して、ルーターからWi-Fiを飛ばすことが必要です。
必ず、回線業者との契約が必要です。ちなみに、モデムとは、アナログ信号で通信できるようにデバイスからのデジタル信号を変換するための装置で、よくルーターと混同されます。
信号を変換するのがモデムで、デバイスを複数台接続できるのがルーターと区別しましょう。

Wi-Fi接続に必要なもの

お手持ちのパソコンをWi-Fiに接続するために必要なものについて解説します。
以下の2つがあれば、パソコンをWi-Fiに接続してネットワークが利用できるようになります。

  • Wi-Fiルーター
  • Wi-Fi接続に対応したパソコン

Wi-Fiルーター

Wi-Fiを飛ばすためのWi-Fiルーターが必要です。
しかし、ルーターを用意するだけではネットワークは利用できません。ネットワークを利用するためには、プロバイダーと契約する必要があります。

プロバイダーは、ネット接続を管理する業者で、ネットにアクセスするためのIDとパスワードを発行してくれます。最近では、回線業者とプロバイダーのセット契約を提供しているところも多いため、複数の会社と契約するのが面倒だという場合は、セット契約を検討しましょう。

Wi-Fi接続に対応したパソコン

2つ目は、Wi-Fi接続に対応したパソコンを用意することです。
パソコンの機種によってはWi-Fi接続に対応していないものがあるので、注意が必要です。
比較的新しいパソコンはWi-Fiに対応しているものがほとんどですが、古いパソコンを使用する場合は、Wi-Fiルーターとは別に、パソコンのUSBポートに差し込んで使用する受信機を別で用意する必要があります。

お手持ちのパソコンがWi-Fiに対応しているかどうかを確認するためには、以下の手順で操作してください。

パソコンがWi-Fiに対応しているか確認する方法1
  1. パソコンを起動する
  2. デスクトップ画面が表示されたら、タスクバーの右下を確認する
パソコンがWi-Fiに対応しているか確認する方法2
  1. パソコンを起動する
  2. 「コントロールパネル」を表示する
  3. 「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック
  4. 「ネットワークと共有センター」を開いて、「アダプターの設定の変更」をクリック
  5. 「ネットワーク接続」の画面が表示されるので、その画面に「Wi-Fi」が表示されていれば、パソコンがWi-Fiに対応しているということになります。

タスクバーの右下に地球儀のようなマークがあれば、Wi-Fiに対応しているパソコンだということになります。
ただし、機種によっては別のマークで表示されている場合もあるので、お使いの製品の説明書やメーカーのサイトで確認してみることをおすすめします。

Wi-Fi接続するときの注意点

Wi-Fiはとても便利ですが、使い方を間違えるとあなたの個人情報が漏洩する危険性があります。
パソコンにWi-Fiを繋げる前に、注意点を確認しておきましょう。

ルーターの管理画面へアクセスするパスワードを変更する

Wi-Fiルーターを使用していると、ルーターの設定を行うために管理画面が利用できます。ルーターのメーカーによって管理画面への接続方法は異なりますので、製品の説明書をご参照ください。
ルーターの管理画面へアクセスするためには、IDとパスワードが必要です。メーカーごとに初期に設定されているIDとパスワードが一律で決まっていることがあります。

このままIDとパスワードが初期のままになっていると、悪意のある第三者のユーザーに侵入されてルーターを乗っ取られる危険性があります。

もし、初期値が一律だとわかった場合は、直ちにパスワードを変更しておきましょう。

暗号化方式「WEP」を使わない

Wi-Fiルーターは、悪意のある第三者に通信を見られないようにするために、通信を暗号化する仕組みを備えています。
暗号化の種類には、3種類あります。それは、「WEP」、「WPA」、「WPA2」です。この中でも、WEPはセキュリティの強度が低く、通信に侵入される恐れがあるため、セキュリティ強度の高いWPA2を利用するように設定しましょう。

現在では、「WPA3」という暗号化の種類も登場していますが、WPA3に対応している機種はWPA2に比べて少ないため、まだまだWPA2を使用するのが主流です。

もし、WPA2を使用していてセキュリティに不安を感じることがあれば、この後に紹介する方法で、Wi-Fiのセキュリティを高めましょう。

接続可能な機器を制限する

接続可能な機器を制限する設定として、MACアドレスフィルタリングというものがあります。ルーターの種類によっては、MACアクセス制限と表記されている場合もあります。
MACアドレスフィルタリングを利用すれば、無線LANに接続できる端末を制限することが可能です。
万が一、ネットワーク名と暗号化キーが第三者に発覚しても、アクセスを防ぐことができます。

所有しているパソコンのMACアドレスを確認するためには、「設定」の「インターネット」にある「ネットワークのプロパティ」画面にある、「物理アドレス(MAC)」を見てください。
また、Wi-Fiルーターの機種によっては、管理画面からWi-Fiルーターに接続している全ての機器を一覧で表示できます。その画面より、MACアドレスフィルタリングを登録することも可能です。

ネットワーク名の存在を隠す

Wi-Fiルーターの管理画面から、使用しているネットワーク名を隠す設定が可能です。
通常、パソコンやスマートフォンは、周囲の無線LANを自動で探索して、接続可能なネットワーク名を一覧表示する仕組みとなっています。
障害物などがあれば、表示されない可能性もありますが、マンションの隣人のネットワークを拾ってくることもあります。
ネットワーク名の存在を隠す、ステルス機能を利用すれば、悪意のある第三者がWi-Fiのネットワーク名を容易に参照することを防げます。

また、ネットワーク名を隠すだけではなく、名前を変更するだけでも効果はあります。ネットワーク名に個人を推測できるようなキーワードを入れている場合は変更しましょう。もし、Wi-Fiルーターの所有者を知り得た悪意ある第三者が、所有者の個人情報から暗号化キーを推測するということもできてしまうからです。
名前はもちろん、誕生日や電話番号など、個人情報が絡むキーワードは入れないようにしましょう。

ネットワーク名の初期値には、メーカーの名前や機種の名称が入っている場合が多いです。その場合も、原形をとどめない名称へ変更しておきましょう。もし、その機種の脆弱性が発覚した際に、その機種をターゲットとした攻撃にあう可能性があるからです。

フリーWi-Fiに注意

Wi-Fiには、Wi-Fiサービス会社と契約しているものの他に、公共の場で無料で利用できるフリーWi-Fiがあります。
駅やホテルなどで気軽に利用できるフリーWi-Fiですが、実は利用するにはリスクがあります。
それは、通信内容を覗き見されたり、アカウントのなりすまし被害を受けたりなど、犯罪に巻き込まれる可能性があるということです。

フリーWi-Fiは、通信の内容が暗号化されていません。通信が暗号化されていなければ、利用者が閲覧しているサイトのURLや履歴、メールなどを、同じフリーWi-Fiに接続している第三者が簡単に取得できるのです。
閲覧している人が悪意ある第三者だった場合、フィッシングサイトへの誘導や、迷惑メールを送りつけるなどしてウイルスに感染させるなど、攻撃されることも考えられます。

もし、フリーWi-Fiを使用していて、ブラウザを使用する際は、URLがhttpsで始まるサイトのみアクセスするようにしましょう。
httpsで始まるサイトは、HTTPS通信と呼ばれる、使用している端末とサーバーの間で通信が暗号化されるようになっています。

最近ではほとんどのサイトがHTTPS化されていますが、いまだにhttpで始まるサイトもあるので注意しましょう。
フリーWi-Fiを利用する際は、軽いネットサーフィン程度にしておき、ログインが必要なサイトにはアクセスしないように注意する必要があります。

DELLのパソコンのWi-Fiの繋げ方

お手持ちのDELLのパソコンにWi-Fiを繋げる方法は2つあります。
新しいWi-Fiをセットアップしたい場合と、もともとあるWi-Fiにパソコンを繋げたい場合です。
それぞれで設定方法、手順が異なるので状況に合わせて手順を確認しましょう。

新しいWi-Fiをセットアップする場合

新しくWi-Fiルーターを購入し、初めてDELLのパソコンにセットアップする場合は、ルーターの設定から必要です。初めて接続するかどうかが不明な場合は、パソコンを起動した際に、Wi-Fiルーターに記載されているSSIDが、接続可能なネットワーク一覧に記載されているかを確認します。

もし、所有しているルーターのSSIDが表示されない場合は、ルーターの設定から必要です。

このルーターの設定に関しては、メーカーごとに異なるため、ルーターに付属している説明書を確認して進めましょう。

もともとあるWi-Fiに繋げたい場合

Wi-Fiルーターの設定が終わっており、既存のネットワークにパソコンを繋げたい場合は、以下の手順で設定を進めます。

Wi-Fi接続方法
  1. お手持ちのパソコンをWi-Fiルーターから1~3メートル以内に移動します。この時、パソコンとルーターとの間に障害物があれば、うまく設定できない場合があるので、ルーターをできるだけ高い位置に置きます。
  2. パソコンを起動します。
  3. デスクトップ画面が表示されたら、タスクバーにあるネットワークアイコンまたは地球儀アイコンをクリックします。DELLのパソコンであれば、ネットワークアイコンが非表示になっている場合があるので、(^)のようなアイコンをクリックして、ネットワークアイコンをクリックします。
  4. 周囲にあるネットワークの一覧が表示されるので、お手持ちのルーターのSSIDをクリックし、接続をクリックします。
  5. プロンプトが表示されるので、ネットワークセキュリティキーを入力し、次へをクリックします。ネットワークセキュリティキーはルーターに記載されている、または、管理画面から設定した任意のセキュリティキーを入力してください。

 

Wi-Fiに接続できないときの原因別の対処法

Wi-Fiに接続してパソコンを利用している時に、突然インターネットに接続できなくなることがあります。
これからWi-Fiを利用していく上で、この原因と対処法について確認しておきましょう。

一般的な原因には3つ考えられ、それぞれに対処法があります。突然インターネットの接続が切れてしまうと焦るかとは思いますが、慌てずに対処できるようにしておきましょう。

ノートパソコンが原因のとき

パソコンが原因のときは、そもそもパソコンのWi-Fi設定がオフになっているケースが考えられます。Wi-Fi設定を確認してオフになっていれば、オンに設定しましょう。
これでも治らない場合は、パソコンのネットワーク機能の不具合が考えられます。
このケースの場合は、パソコンの再起動を行います。

Wi-Fiルーターが原因のとき

突然ネットが切断されてしまう原因の1つに、Wi-Fiルーターの配線に問題がある場合があります。
ふとした場合に、ルーターの電源やケーブルが抜けてしまっているなどです。また、Wi-FiルーターとWi-Fiを利用したい端末の間に、障害物がある場合は接続が切れてしまうことがあります。

このような場合は、ケーブルをつなぎ直す、ルーターの場所を高い場所に移動するなりしてから、ルーターを再起動してください。ルーターの接続には正しい手順があるため、メーカーの説明書を確認しながら進めましょう。

Wi-Fiルーターの機種によっては、障害物に強いものや接続端末数に特化したものがありますので、ご自身の環境に合わせたルーターを選ぶようにしましょう。

フリーWi-Fiを使用しているとき

フリーWi-Fiは、誰でも無料で使用できるWi-Fiです。
そのため、一度に多くの人が利用した場合、接続が困難になるケースがあります。

通信というものは、アクセスポイントから離れれば離れるほど弱く、繋がりにくくなるものです。施設ごとに設置されているアクセスポイントの状況はまちまちで、広い場所でも電波状況がいいところは限られているということもあります。

また、電波は、人によっても遮られます。そのため、人が混雑している場所では、電波が届くにくくなることがあります。そして、アクセスポイントごとに、同時接続できる端末台数が限られており、多くの人が接続していると接続できないということがあります。

何回試しても繋がらない、繋がってもすぐに切れてしまう場合は、場所を移動して別のフリーWi-Fiを使用するか、人が混雑していない時間帯に使用するかなどしましょう。

Wi-Fiの接続でお困りの方はパソコン修理店にご相談を!

上記でご紹介する手順が難しい、あるいは不安に感じる方は、無理をして自己解決せずにパソコン修理店へご相談下さい。

ファストPCリペアでは、パソコン修理の他にも、インターネット接続に関するトラブルにも対応しています。

インターネットトラブルの原因がパソコンにあるのか、ルーター側にあるのかが不明な場合は、自宅や会社へスタッフがお伺いする出張修理がおすすめです。
まずはお気軽にお電話ください。

DELLパソコンのインターネットトラブル事例

ファストPCリペアでは日々お客様から様々なパソコントラブルのご相談をいただいております。
今回はその中からDELLパソコンのインターネットトラブルに関する事例を抜粋してご紹介します。

トラブル事例1

こちらは無線LANドライバがオフになっていたためインターネットがつながらない旨のメッセージが表示されたケースです。
パソコンの設定を修正し、正常にインターネットに接続ができることを確認しました。

修理事例の詳細については以下ページをご確認ください。

修理事例:兵庫県西脇市 ノートパソコン インターネット接続不可/DELL(デル) Windows 8.1/8

トラブル事例2

こちらは停電復旧後にネットがつながらないというご相談の事例です。
診断を行ったところ、パソコン側のIPアドレスが固定になっていることを確認しました。
ルーターによる自動取得に変更したところ、正常に通信できることが確認できました。

また、使用できなかったIPアドデスを調べたところ、ビジネスフォントWi-Fiアクセスポイントに割り当てられているようでしたので、パソコン側のIPアドレスを変更、固定設定しております。

修理事例の詳細については以下のページをご確認ください。

修理事例:愛知県名古屋市千種区 デスクトップパソコンのインターネット関連トラブル/DELL(デル) Windows 10

トラブル事例3

こちらはNTT機器の管理画面に設定されているの情報が書類と異なるためにインターネット接続ができなかったという事例です。
管理画面より正しい認証IDとパスワードを設定し、無事にインターネットにつながる状態になったことを確認しました。

修理事例の詳細については以下のページをご確認ください。

修理事例:兵庫県尼崎市 デスクトップパソコンがインターネットに接続できない/DELL(デル) Windows 7

インターネットはパソコン側の問題、モデム・ルーター側の問題、またサーバー障害の問題などいろいろな可能性が考えられます。
パソコンに詳しくない人が全ての原因を探っていくのはかなり労力がかかりますし、知識が不足していれば結局原因までたどり着けないこともあります。

パソコン関連のトラブルでお困りの場合はパソコン修理のプロであるファストPCリペアにお気軽にご相談ください。

修理に出すべきパソコンの状態とは?
  • wifiの使い方がわからない
  • インターネットに接続できない
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