LAVIEのノートパソコンが遅くなる原因
LAVIEのノートパソコンが遅くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
主な原因としては、以下の5つが考えられます。
- ハードディスクやメモリの不調
- メモリ不足
- ストレージ不足
- ウイルスやスパイウェア
- LAVIEのノートパソコンの設定
1つずつ順番に見ていきましょう。
ハードディスクやメモリの不調
パソコンの構成において、性能面で重要な要素となるのがハードディスク(HDD)とメモリです。
ハードディスクはパソコン内のデータやファイルを保存する記憶媒体で、近年ではより優れたパフォーマンスが期待できるSSDが主流となっています。
メモリはパソコンが処理するデータを一時的に保管する役割があり、メモリの性能がそのままパソコンの処理速度に直結しています。
これらが何らかの理由で不調に陥ると、パソコンの立ち上げに時間がかかったり、パソコンがフリーズするといった現象が発生するのです。
メモリ不足
メモリはデータの作業領域のようなものです。そのため、メモリ不足になってしまうとデータの処理速度が明らかに遅くなります。
アプリケーションやブラウザのタブを同時に大量に起動していたり、メモリ消費量が大きいソフトやゲームなどを起動した際にメモリ不足に陥りやすくなります。
ストレージ不足
先述したハードディスクやSSD、USBメモリなどの記憶媒体をストレージと呼びます。
多数のアプリケーションや、容量の大きいソフトをストレージの空き容量を気にせずインストールしていると、ストレージ不足に陥りやすくなってしまいます。
ストレージ不足によって起きる現象が「ファイルの断片化」です。ファイルが断片化していると読み書き速度が遅くなってしまうので、パソコンの動作も遅くなってしまうのです。
ウイルスやスパイウェア
ウイルスやスパイウェアにパソコンが感染してしまうと、動作が遅くなってしまうだけでなく、パソコンが勝手に再起動してしまうなどのさまざまな不具合が発生します。
ウイルスやスパイウェアの感染リスクは非常に高いため、感染している可能性がある場合は一刻も早く対処するようにしましょう。
LAVIEのノートパソコンの設定
パソコンの設定が、パソコンの処理速度に影響を及ぼしている場合があります。
特に原因となりがちな設定は「Window Update」です。Windows Updateはパソコンを最新の状態に保つための重要な設定なのですが、Windowsのアップデートは基本的にパソコンを起動したときに行われるため、アップデートが始まることでパソコンの起動が遅くなってしまう場合があるのです。
LAVIEのノートパソコンを快適にする方法
LAVIEのノートパソコンを快適にする方法としては、以下の6つが挙げられます。
- LAVIEのノートパソコンを再起動する
- 視覚効果を変更する
- ストレージの空き容量を増やす
- メモリを交換・増設する
- ウイルスやスパイウェアに感染していないかチェックする
- 再セットアップを行う
1つずつ順番に見ていきましょう。
LAVIEのノートパソコンを再起動する
パソコンを快適にする最も一般的かつお手軽な方法が再起動です。
パソコンを長時間起動していると、常駐しているアプリの処理や、何らかの問題が発生した等により動作が遅くなるときがあります。
パソコンの動作が遅いと感じた時は、まずは再起動してみましょう。再起動するだけで解決できる場合は少なくありません。
視覚効果を変更する
Windowsの機能の一つに「視覚効果」というものがあります。画面表示のデザインやアニメーションを自分好みに設定できる便利な機能ですが、視覚効果の設定によってパソコンが遅くなっている場合があります。
視覚効果を「パフォーマンス優先」に変更することで動作の遅さが改善される場合があります。
設定方法は以下の通りです。
- 「スタート」をクリックし、「設定」を選択する。
- 「設定」が表示されるので、「システム」をクリックする。
- 「システム」が表示されるので、「詳細情報」から「システムの詳細設定」をクリックする。
- 「システムのプロパティ」が表示されるので、「詳細設定」から「パフォーマンス」欄の「設定」をクリックする。
- 「パフォーマンス効果」が表示されるので、「視覚効果」タブより「パフォーマンスを優先する」をクリックする。
ストレージの空き容量を増やす
ハードディスクやSSDの空き容量が少ないときに、パソコンの動作が遅くなる場合があります。
ストレージの空き容量を確認し、空き容量が少ない場合は空き容量を増やしてみましょう。
ストレージの空き容量を増やす方法は以下の通りです。
- 使用していないファイルやフォルダを削除する。
- ファイルやフォルダを圧縮する。
- 外部メディア(外付けハードディスクやUSBメモリ等)にファイルを移動する。
- データをCドライブからDドライブに移動させる。
メモリを交換・増設する
パソコンが遅くなっている原因がメモリ不足だと考えられる場合は、メモリの交換・増設が有効です。
メモリの容量が増えることで処理速度が改善されるため、アプリやブラウザのタブ等を一度に大量に開いても動作が遅くなりにくくなります。
しかし、メモリの交換・増設は自分で行うにはやや難易度が高く、慣れている人以外はあまりおすすめできないため、パソコンの専門業者に依頼するとよいでしょう。
また、パソコンによってメモリを増設する手順やメモリの場所が異なるため、自分で行う場合はパソコンのマニュアルをよく確認して作業に臨むようにしましょう。
ノートパソコンの場合、メモリはノートパソコンの底やキーボードの下にあることが多いです。
ウイルスやスパイウェアに感染していないかチェックする
ウイルスやスパイウェアに感染していると、パソコンの動作にさまざまな悪影響を及ぼします。
パソコンが遅いだけでなく、何らかの問題も発生している場合はウイルスやスパイウェアに感染している可能性があるため、セキュリティソフトでチェックしてみましょう。
スキャンを実行することでウイルスやスパイウェアに感染しているかどうかのチェックが可能です。
感染していた場合は一刻も早く駆除しましょう。
再セットアップを行う
ここまで挙げてきた方法でも動作が快適にならない場合は、パソコンの再セットアップという手段もあります。
再セットアップを行うとパソコンが購入時の状態に戻るため、パソコンに保存されているデータやファイルはすべて消えてしまいます。
再セットアップ前にやらなければならない作業がいくつかあり、再セットアップの手順自体もやや複雑なため、再セットアップはパソコンの専門業者に依頼するのが無難です。
LAVIEのノートパソコンを快適にするために普段から意識したいこと
パソコンは長年使い続けているとどうしても動作が遅くなってきてしまいますが、動作が遅くならないよう普段から意識すれば長い間快適に使い続けることもできます。
- 定期的なディスクデフラグの実施
- 定期的なディスククリーンアップの実施
- ページやアプリを開きすぎない
今回紹介することは誰でも簡単に行えるため、パソコンを快適に使っていくために、ぜひやってみてください。
定期的なディスクデフラグの実施
ハードディスク内に断片化されたデータが蓄積すると、パソコンの動作が遅くなります。このデータの断片化を解決する手段が「ディスクデフラグ」です。
ハードディスクにエラーがあるとディスクデフラグが正常に実行できない場合があるため、ディスクデフラグをする前にハードディスクにエラーがあるかどうかチェックするとよいでしょう。
エラーをチェックする方法は以下の通りです。
- タスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。
- 「エクスプローラー」が表示されるので、「PC」をクリックし、エラーチェックするハードディスクを右クリックします。
- メニューが表示されるため、「プロパティ」をクリックします。
- 「プロパティ」が表示されるため、「ツール」タブから「エラーチェック」欄の「チェック」をクリックします。
- エラーチェックが開始されます。
エラーが検出された場合は、表示された画面の案内に従い、ドライブの修復またはスキャンを試してみてください。
ディスクデフラグには、自動でデフラグを実行する方法と、手動でデフラグを実行する方法があります。
今回はWindows10での操作手順を紹介します。
- 「スタート」をクリックし、アプリの一覧を表示します。
- 「Windows管理ツール」をクリックし、「ドライブのデフラグと最適化」をクリックします。
- 「ドライブの最適化」が表示されるため、「スケジュールされた最適化」欄から「設定の変更」をクリックします。
- 「最適化のスケジュール」が表示されるため、「スケジュールに従って実行する」を選択します。
- 「頻度」をクリックし、デフラグを実行する頻度を選択します。
- 「ドライブ」欄の「選択」をクリックします。
- 表示されたドライブ一覧から、デフラグを実行したいドライブを選択し「OK」をクリックします。
- 「最適化のスケジュール」画面に戻るため「OK」をクリックします。
- 「スタート」をクリックし、アプリの一覧を表示します。
- 「Windows管理ツール」をクリックし、「ドライブのデフラグと最適化」をクリックします。
- 「ドライブの最適化」が表示されるため、「状態」欄からデフラグを実行したいドライブを選択し「最適化」をクリックします。
- デフラグが開始されるのでそのまま待ちます。
- 「現在の状態」欄にOKと表示されたらデフラグ完了です。
定期的なディスククリーンアップの実施
パソコンを使っていると、徐々に不要なファイルがたまっていきます。不要なファイルが残ったままだとハードディスクの容量を圧迫してしまい、動作が遅くなる要因となります。
この不要なファイルを削除する手段が「ディスククリーンアップ」です。
ディスククリーンアップはあまり頻繁にやりすぎても効果が薄いため、数か月に1回を目安に実行するようにしましょう。
ディスククリーンアップの操作手順は以下の通りです。
- タスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。
- 「エクスプローラー」が表示されるので、画面左部の「PC」をクリックします。
- 「PC」が表示されるので、ディスククリーンアップを行うドライブをクリックし、「ドライブツール」タブの「クリーンアップ」をクリックします。
- 空き容量の計算が始まるのでしばらく待ちます。
- 「ディスククリーンアップ」が表示されるので、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします。
- 空き容量の計算が始まるのでしばらく待ちます。
- 「ディスククリーンアップ」が表示されるので、「削除するファイル」から削除する項目にチェックを入れ「OK」をクリックします。
- 「これらのファイルを完全に削除しますか?」と表示されるため、「ファイルの削除」をクリックします。
- 「このコンピューターにある不要なファイルを整理しています」と表示され、不要なファイルが削除されます。
ページやアプリを開きすぎない
ページやアプリを開きすぎていると、パソコンに負担がかかるため、動作の遅さにつながります。
長期間負担がかかり続けるとパソコンの寿命も短くなってしまうため、不要なページやアプリはこまめに閉じるようにしておきましょう。
特に常駐ソフトは負担がかかりやすいため、起動しておく必要のない常駐ソフトについてはプログラムを停止しておきましょう。
まとめ
今回の記事ではLAVIEのノートパソコンが遅い原因について、対処法も交えて解説しました。
再起動や設定の変更など、簡単な方法で解決できる場合もありますが、いくつかの対処法を試しても遅さが改善されないことも少なくありません。ノートパソコンの遅さが改善できなかった場合は、専門業者に一度見てもらうとよいでしょう。
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