Surfaceを強制終了する方法
Surfaceの強制終了の方法はどのモデルでもだいたい同じなのですが、音量ボタンの長押しも必要など微妙に違いがあります。そこで、Surfaceシリーズの各モデルの強制終了の方法をご紹介します。ちなみにSurfaceモデルの確認方法は以下です。
- [スタート] を選択し、「surface」と入力して、結果のリストからアプリを選択します
- Surface アプリで、[デバイス情報] を選択します
- [デバイス情報] で、[Surface モデル] の横の値を確認します
以上の方法で確認できなかった場合、設定から確認することも可能です。
- [スタート]を右クリックし、[設定]→[システム]と選択していきます
- 下にスクロールして、[バージョン情報]を選択します
- ページ上部の[デバイスの仕様]の上を見て、[Surface モデル情報]を見つけてください
設定からの確認もできない場合、システム情報からの確認方法もあります。
- [スタート]を選択し、「システム」と入力して、結果のリストから[システム情報]を選択します
- [アイテム]列で[システム モデル]を探します
以上の方法でSurfaceのモデルを確認できますが、よくわからない場合もあるでしょう。自分のSurfaceのモデルがわからなくても、以下にご紹介する方法を試していけば強制終了できます。
ただし、各Surfaceの特徴を見て自分のモデルがわかれば多少便利かなと思うので、強制終了の方法とあわせて各Surfaceの特徴もご紹介しておきます。
Surface Pro
Surface Proの強制シャットダウンは、ツーボタンシャットダウンです。「音量―」を押しながら「電源」ボタンを15~30秒程度長押します。
ちなみにSurface Proは、薄型軽量のタブレットとしても使える2in1パソコンです。シリーズを代表するモデルでキーボードを取り付ければ「ノートパソコン」、キーボードを取り外せば「タブレットパソコン」として使用が可能です。Surfaceのなかでもパワフルです。
Surface Pro X
Surface Xの強制シャットダウンは、電源ボタンのみを30秒以上押し続けます。
Surface Pro Xは、持ち運びやすさと画面の作業領域の広さを両立したモデルです。左右の縁をスリムにすることで、13インチの大画面でありながら薄さ約7.3mm、重さ約774gと軽量です。
Surface Go
Surface Goの強制シャットダウンは、電源ボタンのみを30秒以上押し続けます。
Surface Goは、Surfaceシリーズの中で一番軽くて小さいです。画面サイズがSurface Proより一回り小さめの10インチです。
Surface Book
Surface Bookの強制シャットダウンは、「音量を上げる」と「電源」を同時に押し、そのまま15秒以上押し続けてから、両方のボタンを離します。
Surface Bookは、画像や動画編集などクリエイティブ作業に最適なモデルです。高性能CPUやグラフィックボードを搭載しています。また、ゲームや持ち運んで使えるグラフィック編集用マシンとして使うことができます。
Surface RT
Surface RTは、電源ボタンのみを30秒以上押し続けると強制シャットダウンします。
Surface RTは、OSにWindows RTを搭載したモデルです。廉価版のSurfaceとして初期に販売されていました。
Surface Laptop
Surface Laptopは、電源ボタンのみを30秒以上押し続けると強制シャットダウンします。
Surface Laptopはキーボードとディスプレイが一体となったノートパソコン型のモデルです。約11.5時間の長時間バッテリーを備えています。
Surfaceのやってはいけない再起動
Surfaceのやってはいけない再起動とは、強制終了を繰り返すことです。強制終了は最終手段です。つまり、他に再起動の方法がない場合のみの選択肢になります。なぜ強制終了をしてはいけないのかというと、パソコンに負担がかかるからです。
強制終了をされると、パソコンの各パーツは起動中に急ブレーキをかけられるような状況になります。パソコンのハードウェアにもソフトウェアにも負担がかかってしまうのです。パソコンは消耗品ですが、強制終了を繰り返すと寿命を縮めることになります。
普通に再起動できる場合は、面倒だからといって強制終了するのはNGです。
Surfaceが起動しない原因
Surfaceを強制終了しようとしたところ、起動がうまくいかない場合もあります。なぜ起動がうまくいかないのか、状況ごとに解説していきます。
黒い画面のままの場合
強制終了の処理をしたところ、黒い画面のまま反応しないという場合があります。この場合、バッテリーが不足している可能性が高いでしょう。電源を接続できる環境なら、電源を接続すると良いです。電源を指しているにも関わらず黒い画面のままなら、電源コードが壊れている可能性があります。
もしくは、電源コードを認識するためのパソコンの物理的な機能が壊れていることも考えられます。電源コードを指しているのに充電ができない場合、物理的に壊れている可能性が高いので、自力で解決するのは困難です。
メーカーや専門の修理業者へ相談するか、買い替えを検討しましょう。
Surfaceロゴが点滅する場合
Surfaceの画面にロゴが点滅する場合は正常なシャットダウンが行われていない可能性があります。起動プロセスが正常に動作していないため、正常に起動ができていません。再起動後にこのような状況になっているのであれば、強制終了が有効です。状況が状況なので、繰り返しこのような状況になるなら繰り返し強制終了をするのも一つの手です。
強制終了はパソコンに負担をかけるとご説明しましたが、強制終了をしたら直ちにパソコンに甚大なダメージが加わるというわけではありません。あくまでも、強制終了することで小さいダメージが少しずつ蓄積されていくというだけです。
また、強制終了しなくてもパソコンは使用すればするほどある程度消耗していきます。強制終了は避けた方が無難ですが、必要であれば積極的に使って問題ないということです。
読み込みマークが消えない場合
読み込みマークとは、その名の通り何かを読み込んでいるマークです。円がくるくる回っている状態になります。この状態は、何かしらのシステムアップデートを行っている可能性が高いです。再起動後に読み込みマークが消えない場合もあれば、読み込みマークが消えないからこそ強制終了したい場合もあるでしょう。
いずれにしてもシステムのアップデートに時間がかかっている状態なので、途中で遮らない方が良いです。遮ってしまうとアップデートが止まってしまい、後々のトラブルにつながります。また中途半端にアップデートされてかえって状況が悪くなることも考えられます。
そのため、読み込みマークが出ている場合は強制終了せずに待っておくのが無難です。ただし何時間も消えない場合や、かなり急ぎでパソコンを使わなければならない場合は仕方がないでしょう。こういった場合はやむを得ないので、強制終了も選択肢の一つです。
ただし後からまたアップデートが始まる可能性が高いので、先回りして自分でアップデート対象を探すか、もしくは次にアップデートが始まったら待つようにした方が良いです。
Surfaceが起動しない場合の対処法
Surfaceを強制終了する以前に、そもそもSurfaceを起動できない場合の対処法をご紹介します。
周辺機器の接続を確認する
パソコンにつないでいる周辺機器が多いと、パソコンの起動がうまくいかない場合があります。というのも、パソコンの設定によっては起動時に外付けハードウェアなどを読み込むようになっているからです。設定を確認すれば良いですが、それは手間がかかるので現状の設定は確認しなくても良いでしょう。
いずれにしても外付けハードウェアを取り外してしまえば、設定がどうなっていても起動時に読み込みにいくことがありません。また、起動時に外付けハードウェアを読み込まない設定にしているにもかかわらず、読み込んでしまうパソコンの不具合もありえます。
そのため、結局のところ設定を確認したところで外付けハードウェアを外して起動するに越したことはありません。現状外付けハードウェアを取り付けたまま起動しても問題が起こっていない方は、そのままの起動方法で良いでしょう。
スリープモードを解除する
パソコンがスリープモードになっているために起動できない可能性があります。スリープモードなので、電源が半分入っていて半分切れているような形です。スリープモードの場合、電源ボタンを押せば復帰します。
しかし、電源ボタンを押してもスリープモードから復帰しない不具合が生じている可能性もあります。電源ボタンを押してもスリープモードから復帰できない場合、以下の方法が有効です。
キーボードから「Ctrl+Shift+B+Windowsロゴのキー」を入力する(タブレットモードの場合は、音量調整ボタンを3回すばやく押す)
強制終了・再起動する
周辺機器の取り外しやスリープモードの解除で解決しない場合は、Surfaceを強制終了、再起動することで解決する場合があります。Surfaceのモデルによって強制終了の方法が異なり、上でもご紹介しましたが、具体的には以下のようになっています。
- Surface Pro(第5世代)、6、7、7+、X
- Surface Laptop (第1世代)、2、3、4、Go
- Surface Book 2、3
- Surface Go、Go 2
- Surface Studio (第1世代)、2
- Surface Pro、2、3、4
- Surface Book
- Surface 2、3
- Surface RT
電源ボタンのみを使う場合、Windowsのロゴが画面に表示されるまで20秒ほど電源ボタンを長押しします。
音量ボタンと電源ボタンを使う場合、画面が表示されなくなるまで音量アップボタンと電源ボタンを同時に15秒~30秒ほど長押しします。ボタンから手を離し、10秒間待ちます。再度電源ボタンを押して電源を入れます。
シャットダウンしているのに再起動してしまう場合
パソコンをシャットダウンしているのに、再起動してしまうバグが発生することがあります。このような事態に陥る原因として、以下が考えられます。
- 高速スタートアップ機能によって再起動している
- システムエラーの発生によって自動で再起動している
このような原因によってシャットダウンしても再起動してしまう場合、一時的な解決策と、恒久的な解決策があります。
Shiftキーを押せば一時的に解決
Shiftキーを押しながらシャットダウンすると、再起動させずにシャットダウンすることができます。毎回Shiftキーを押しながらシャットダウンすれば再起動はしませんが、これは面倒でしょう。そのため、高速スタートアップ機能を停止した方が良いです。
高速スタートアップ機能を停止する
高速スタートアップ機能の誤作動によって、シャットダウンされずに再起動してしまうことがあります。高速スタートアップがあるとその名の通りスタートアップは早いのですが、誤作動を起こしている場合は停止した方が良いです。高速スタートアップを停止する方法は以下です。
- スタートメニューの「設定」を選択
- 「Windowsの設定」が開くので、「システム」をクリック
- ウィンドウ左のリストにある「電源とスリープ」を選択
- ウィンドウ右の「関連設定」→「電源の追加設定」をクリック
- コントロールパネルの「電源オプション」が開くので、ウィンドウ左のリストにある「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「シャットダウン設定」→「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
(グレーアウトしていてチェックを外せない場合は、上方の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックすれば、チェックが外せるようになります) - 「変更の保存」をクリック
システムエラー時に自動的に再起動する機能を停止する
システムエラーが発生すると、自動的に再起動する機能があります。この機能がシャットダウン時に動作している可能性が考えられます。これは以下の手順を行うことで停止できます。
- スタートボタンを右クリックし、「システム」を選択
- 設定ウィンドウの「バージョン情報」が開くので、ウィンドウ右の「関連設定」にある「システム情報」をクリック
- コントロールパネルの「システム」が開くので、ウィンドウ左のリストにある「システムの詳細設定」を選択
- 「システムのプロパティ」が開くので、「起動と回復」の「設定」をクリック
- 「起動と回復」が開くので、そのウィンドウの「システムエラー」の「自動的に再起動する」のチェックを外す
- ウィンドウ下方の「OK」をクリック
以上の作業を行うと、システムエラーが発生した際に自動的に再起動するのではなく、ブルースクリーンやエラーメッセージで通知するようになります。
強制終了や起動ができないときは
今回ご紹介したような方法を試しても強制終了や起動ができない可能性もあります。その場合、ハードウェア、ソフトウェアに不具合が生じている可能性が高く、また重症の可能性も高いと考えられます。終了と起動は基本動作なので、これができないとなると大問題、かつシステムの根幹部分にトラブルがあると推測できるからです。
このような場合、自力で修復するのは困難でしょう。困ったらファストPCリペアにご相談ください。ファストPCリペアでは日本全国のお客様からの問い合わせを年中無休で受け付けております。利用率シェアは業界No.1を誇っており、経験豊富なパソコン修理のプロがお客様のパソコントラブルを最短即日で解決いたします。
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